KyoSiro

悲愁のKyoSiroのレビュー・感想・評価

悲愁(1979年製作の映画)
4.0
ビリー・ワイルダー監督の晩年の作品
グレタ・ガルボをモデルにした作品では?と言われてますが、同時に晩年のビリー・ワイルダー自身を投影した作品なのでは?と感じました
大女優の栄光と衰退、美と醜がテーマになってます

主演の女優マルト・ケラーは、70年代に日本でも放映していたフランスのドラマ「怪盗紳士アルセーヌ・ルパン」で、いわゆる峰不二子ちゃんみたいなコミカルな役を演じていた女優で、日本でも馴染みありましたが、
今回の作品では、ミステリアスな大女優の過去と復帰後の2役を演じ分けており、素晴らしかったです
また、ギリシャの孤島を舞台としておりますが、大女優の晩年に相応しいシチュエーションでこちらも良かったです!
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