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ブラックホーク・ダウンの柔道家のレビュー・感想・評価

ブラックホーク・ダウン(2001年製作の映画)
4.0
ソマリアで起こった実話が元の映画。

敵兵が銃を持っただけの民衆のように描かれているため、米軍の精鋭部隊がこんなにやられるか?と疑問に思ってしまう。

強襲作戦の最中に、ブラックホークが撃墜されたことで事態は急変し、救助に向かったことで全部隊が大ピンチに。
さらにもう1機撃墜され、打つ手すべてが後手に回ってしまう。
本部からの指示にも振り回され、現場は最悪な状況。

周り全部が敵という状況で、耐え続けなければいけない苦しい展開。
最後にはなんとか撤退が成功し、死者数はソマリアが1000人でアメリカが19人。
あれだけやられているような描写が多かった割に、被害者数の割合が不自然。
アメリカの映画だから、仕方ないか。

途中でソマリアの親子が米兵を追って、最終的に子供が親を誤射してしまうシーンは、心苦しい。
女性が銃を手に取ったことで、撃たれてしまうシーンも。

ヘリコプターの編隊シーンは、とてもかっこよかった。

こうゆう映画が公開されると、アメリカ国内も海外での米兵の活動に対してかなりネガティブな反応が出るんだろうな。
今後の米軍の世界での活動規模が縮小されることは、日本にとっても他人事ではないと考えさせられる。
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