dita

ガス燈のditaのレビュー・感想・評価

ガス燈(1944年製作の映画)
4.0
自宅33

夫婦に限らず親子や友人関係においてもあり得るっつーか、ある。全然ある。思い当たるフシがありすぎてつらい。特に演奏会でバーグマンが泣いちゃうシーンがめちゃつらかった。

冒頭のレッスンシーンから不穏。先生が適当すぎたのはバーグマンの歌が上手くな…かったからかどうかは知らんが「恋をしているね?歌を休みなさい」なんでやねん!

で、列車を降りたバーグマンの腕をガシっと掴むアレ、不穏。良からぬ世界に連れていかれる予感がぷんぷんした。

自分に自信がなくなると洗脳されやすくなること、外部との接触を断たれると抜け出せなくなること。今オウム真理教関連の本を読んでいるので(これって出家システムと同じなや…)と思った。

ラストのバーグマンの啖呵、めちゃめちゃよかったなぁ。おもしろかった!
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