ゴン吉

ガス燈のゴン吉のレビュー・感想・評価

ガス燈(1944年製作の映画)
4.3
イングリッド・バーグマン主演のサスペンスミステリー作品。

舞台は1870年のロンドン。
歌手のアリス・オ ールクィストはソーントン広場の自宅で殺害される。
犯人はつかまらず、迷宮入りとなる。
アリスの遺産を継いだ姪のポーラは音楽家のグレゴリー・アントンと結婚し、アリスの家で新婚生活を過ごすことに。
ポーラが楽譜に挟まれていた一通の手紙を見つけた日から、奇妙なことが起こり始める。
夫はポーラが物忘れが激しく心が病んでいると責めるようになる。
そして、毎晩、夫が出かけるとガス燈が暗くなり、天井から物音が聞こえるようになる。
ある晩、夫が出かけた後に、一人の男がポーラに会いに来るが......

イングリッド・バーグマンが不安を抱えて精神的に追い詰められていく様子を上手く演じています。
バーグマンの魅力一杯で、彼女の演技を満喫できる作品です。
ガス燈の明るさがポーラの生気のメタファーになっているのも素晴らしいです。

「長い夜ね」
「でも朝は来る 朝日が闇夜の記憶を消し去ることもある。あなたにも朝が!」 

BS TVで鑑賞 
 
第17回 アカデミー賞にて女優賞を受賞(1945年) 
第2回 ゴールデングローブ賞にて主演女優賞を受賞(1945年)
ゴン吉

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