あの石井輝男監督が高倉健を主演に、半世紀も前に香港とマカオで撮影した亜流のハードボイルドで、DVD化を機に鑑賞。
まぁ、麻薬絡みのストーリー展開は苦笑ものだが・・・なぜかジョニー・トー監督にリメイクしてもらいたい佇まいを持ってる作品でしたね。
何だろう、とにかく男優陣が皆、妙にキマっていて・・・高倉健はもちろん、丹波哲郎に江原真二郎に高城丈二に、若かりし杉浦直樹あたりのスタイリッシュな存在感には驚く。
そんな高倉健が詰まった血を喉から吸い出すシーンは、ある意味カルトな見所か・・・えっと思う様なエピソードながら、きっちり画になってるんだよなぁ。
なお、南田洋子に加賀まりこらの女優陣も見応えはあり、特に赤木春恵の怪演にはニヤリ。