ほーく

ONCE ダブリンの街角でのほーくのレビュー・感想・評価

ONCE ダブリンの街角で(2007年製作の映画)
4.2
“Take this sinking boat and point it home. We’ve still got time. Raise your hopeful voice, you have a choice. You’ll make it now.”

とあるダブリンの街角で出会った2人。
GirlはGuyの音楽に惚れ、デモテープを作る手助けをする。段々とお互いに惹かれ合う中、歌を通じて彼らの愛を描く物語。

John Carney監督はカップルの一コマを音楽を織り交ぜながら描くのが本当に上手ですね。彼らの物語の全てではなく、一部を描き、その先の未来は観客に想像させる。彼らの感情を歌や音楽に載せて語る。

音を介すとひとりひとりの想いが何倍にも増して伝わってきます。本作も2人の気持ちがまるで手に取るように感じられました…。

この先彼らがどんな人生を歩んでいくかは誰にも分かりません。ですが、彼らが共に過ごした時間がかけがえのない愛に溢れていたことに間違いはないのでしょう。

まるで朝日が昇るのを眺めているような、心温まる作品でした☺️

1.ストーリー:4
2.構成:4
3.喜怒哀楽:4
4.映像や音楽:5
5.演出:4
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