劣化版「インディ・ジョーンズ」?
いいのいいの!
ロジャー・ムーアなんだから。 (笑)
とは言え、敵に追いつめられて観光客の団体さんに助けを求めるわ、ヒッチハイクを試みたら若造たちに置いていかれるわ、今回のボンドはいつになく情けない!
敵のインド人の巨漢も、「顔面にアンテナぺしっ」でいとも簡単に退場ってどうよ!(笑)
それに引きかえ、ユニオンジャック柄の気球を操って自ら戦闘に参加するQの勇ましさ!
その勇気素敵だよ、お爺ちゃん。
ところで、前半戦でボンドガールを務めたクリスティナ・ウェイボーンがエロくていいですね。
「2階からシュルシュルシュル」には、まいったな。(笑)
ここ、本作品でいちばんカッコいいシーンでしたね!
中盤の「人間狩り」のくだりが冗長すぎるとか、ワニ型潜水艇を被ってるボンドの姿があまりにもあんまりだとか、言いたいことはいろいろあるけど、ロジャー・ムーアだとなぜか許せてしまうから不思議。
どこかで聴いたようなテーマソング (でも名曲!)、既視感強めのアクションシーン、起爆直前で解除できるとわかっちゃってるカウントダウン。
このユル~いマンネリズムがいいんです!
この時期、ムーアに続く4代目の有力候補としてスクリーンテストを受けていたジェームズ・ブローリンの野性的なボンドも観てみたかったなぁ。
この人、 知名度は低いけど、 「ウエストワールド」とか 「カプリコン・1」とか 「ジャグラー/ニューヨーク25時」とか、数々の素晴らしいアクション映画で大暴れしてたナイスガイなんです。
ジェームズ・ブローリンの「オクトパシー」用のスクリーンテストがコレ!
https://youtu.be/TYSoe5RvoYU