ま

ふたりの男とひとりの女のまのネタバレレビュー・内容・結末

ふたりの男とひとりの女(2000年製作の映画)
3.2

このレビューはネタバレを含みます

...sharing見た後だから今一乗れなかった...のかも...。
またもっと違う時に見直そう。
とにかくジムキャリーの演技が凄かった!
顔筋どうなってるの(笑)
キャラクター皆魅力的だった!
特に黒人三兄弟!
ファックとかシャイセとか下品な言葉連発しながら難問解いてるとか凄く良いキャラ(笑)
これはぜひ勉強教わりたい。


言いたい事を飲み込んでしまう男が溜まりに溜まりかねてついに爆発!
凶悪な二重人格を生んでしまう。
と、いうとても惹きつけられる内容のストーリー。
この我慢しちゃうっていう主人公の性格からして凄く日本人的。
これは中々私達の痛い所をついてくる作品なのでは?...って思ってワクワクしながら見ると少し肩透かし。
まずもって何でも飲み込んじゃう男のストーリーなのにナレーションがあれこれ全部説明しちゃう作りにちょっぴり違和感。
最後までこのナレーションが続くのでハッピーエンドだけれどまだ抑圧されてる感が残る。
上手くは言えないけど映画の言いなりになってるというか、まだレールの上を歩かされてる様な。
キャラクターの操り人形感が全面に出てしまい何となく居心地が悪かった。
いいですか?ナレーションがハッピーエンドって言ってるんだからハッピーエンドですよ、的な。
同じジムキャリー出演作でも全てを振り切り成長するトゥルーマンショーに感動させられたので、本作はちょっと弱かったな、てかベクトルが真逆だなって思った。
同じ解き放たれる系なら断然トゥルーマンショーのが好き。
最後、結構最初からガンガンジムキャリーを煙たがって敵に情報売ってた同僚達の笑顔に囲まれてってのがちょっと怖かった(笑)
確かにっ、確かに奥さんを手に入れて今度こそは捨てられないだろうからハッピーエンドなんだろうけど。
でもそれは「家」での話な訳で。
社会的な立場は余り変わってない気が...と言うかうやむやにされている気が...ってか騙されてないかジムキャリー目を覚ましてジムキャリーってんでちょっぴり不安になった。
最後の飛行機からの挨拶は凄くチャーミング、なだけにどういう顔したらいいんだろうって少しだけ居心地が悪くなってしまった。
個人的にはどんなに皆が僕の事蔑もうとこの子達だけは尊敬してくれるんだと言う事に改めて気付き、最愛の理解者である妻も出来、そこでようやくこの家族を守るために時には悪になって暴言を吐き散らす必要があるんだって理解し二重人格を受け入れ成長する的なストーリーが良かったな。
きっとこの主人公は若い頃成功者だっただけに良い顔しいだったと思う。
今までは被害者然としてたけどそういう自分の汚い所も受け入れ、人に嫌われる覚悟をし次に進んでく的な物語が見たかったな。

死なない牛には爆笑した(笑)
ぜひボリスと名付けよう。
ま