ま

エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンスのまのネタバレレビュー・内容・結末

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このレビューはネタバレを含みます

超久しぶりに映画館で映画見た。
途中超展開すぎて置いていかれたところもあったけど、でもとても見ごたえあった。
個人的には最後、泣きながら家族から離れたいという娘に対してエブリンがどういう答えを返すのか。
自分も反抗期の時に同じセリフを親にぶつけたことがあり、今となっては言われる立場になった状況で、どう答えを出すんだ?とぐっと息を潜めて聞いてしまった。
母と子の関係だけでなく、同じ女性という立場、妻と言う立場にたって、誰しも大なり小なり理想と違う現実や思い通りにならない人間関係に捨て鉢にぎみに「全部嫌だった!」と叫びたくなる日もあるかもしれないけど、でも同じくらい今自分が持っているものの尊さを噛みしめることも出来るんだなと思った。

あとは、もう、頭のおかしい部分がとても素晴らしかった。
犬、蹴り飛ばして攻撃してくる女性やべえww
ポリコレ死んどるんか
大真面目で下半身露出させて襲いかかってくるカンフーシーンも何が起きとるんですかって感じだし、アライグマの作り込みの粗さもやべえ
あとはやはりこういう時のためにマルチバースな自分の中でもせめて一人は格闘技やってて欲しいなと思った
因みに指ソーセージの世界はなんか超デビットリンチみたいな感じで生理的にあかんかった...

それから、言語が凄い面白かった。ほんのり中国語を勉強してきた身として、聞いててとても興味深かった。
特に、家族の会話シーン。
基本中国語をベースにぬるっと英語と混じった会話をしていて、確かに自分も両方出来る人と話す時に日本語と中国語が変にぬるっと混じった喋り方してたなと思ってなるほどーってなった。
で、ゴンゴンは広東語っていう。
役者さん達はあんなに違和感なく3つの言葉を行き来してて凄いな...と思った。
ちなみにお母さん、しょっちゅう精神病(せんじんびん)繰り返してて、めちゃ放送禁止用語やん笑って思った。

面白かった☺️
ま