このレビューはネタバレを含みます
良かった。
最初はどこかで見た感（ものすごいワンダビジョン感）（ものすごいアメリカ学園物感）それもいくらかレベルが落ちる既視感にだ、大丈夫か…やっぱりディズニーの続編はあかんことになっちゃうのか…と思ったけど、振り返って考えると２のストーリーを作るとしたらやっぱこうなるのかなぁと思った。
前作がいきなり現れたジゼルという特殊な異物が、倦んだニューヨークの世界や人々に影響を与え、新しい風が吹きハッピーになるって感じだったけど、今度はその紛れ込んだ異物側が世界との関わり方に違和感・軋轢を感じ自分のハッピーを手に入れようとして大騒動になるっていう。
大筋の構成ややりたいことは凄く分かるけど、ストーリーを肉付けするために散りばめられた色んな細かい要素（ファンタジーにしても、ママ友付き合いにしても、学園モノ、家族のストーリーにしても）何となく概要をなぞるくらいで薄味だったなと感じた。
特に母と娘の和解や、それにロバートがどう関わってくるのかが十分に描かれておらず、一家でこの困難を乗り越えたのか？というと今一だったのも少し残念だった。
何となく全体の古き良きファンタジーのテンポ感が物語全体の逼迫感をまろやかぁにしてしまい、土台が現代ニューヨークでディズニー味がスパイスだった前作と比べてバランスが今一で居心地の悪さというか、没入感を削いでしまったのかなと思った。
でもさすがの歌とダンスで、圧倒されたシーン好きなシーンもあった。
悪い女通しの私のが悪よのシーンはもう本当に２人とも超楽しそうでまじ良かった。
というかエイミー・アダムスが本当に凄い…。ちょっとした角度だけであんなダークになるんか。
