一人旅

題名のない子守唄の一人旅のレビュー・感想・評価

題名のない子守唄(2006年製作の映画)
4.0
ジュゼッペ・トルナトーレ監督作。イタリアのトリエステに越してきた女性イレーナ。そこで金細工を営むアダケル家の家政婦となったイレーナにはある秘密があった・・・。ミステリー要素が強い。イレーナの目的や、彼女を付け狙う男の存在など、謎に満ちた点が多い。過去と現在を交互に描き、少しずつ彼女の過去が明らかになっていく。と同時に、現在の彼女の行動理由にも説明がついていく。終わり方が他の映画ではあまり見られない特異なもの。ベタな展開とは一線を画していて「そういう(話の)持っていき方もあるんだなぁ」と思った。泣かずにはいられないラストは必見。
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