片腕ファルコン

キャピタリズム マネーは踊るの片腕ファルコンのレビュー・感想・評価

3.0
久しぶりにハリセンボン春菜監督のドキュメンタリー見ましたわ。

そうそうこんな感じでしたよねぇ。
ドキュメンタリーにも色々種類があって…よくあるインタビューしながら人物を追っていくパターンや、フレデリック・ワイズマンとか想田和弘みたくインタビューすらしない自分は空気になって存在消して ただ撮り続けるいわゆる観察映画っていうのもある。

ハリセンボン春菜監督の撮り方は対極で、おそらく自分が撮りたい画があってそれに向かって、相手を挑発したり、自分自身がパフォーマーになって奇行に走ったりする。面白いんだけど、今冷静になって見ると…なんか思想が偏ってるし、大人げないし、プロレスっぽい臭いもする。どうなんでしょうねぇ。まぁこうする事で見えてくる本当の事もあるんだけど。

今回のテーマである資本主義、世界金融恐慌など小難しい感じはするが、上記のような春菜らしい撮り方で飽きる事なく分かりやすく魅せてくれた。やっぱ編集とかが抜群に上手いんでしょうね。
銀行に向かってバカな事やってましたよ、よく捕まらないですねあの人。。

次の新作は医療制度、教育制度、社会制度などのアメリカの現状を訴えた集大成のようなドキュメンタリーくさいですね。。

今度はちゃんと劇場で見る事にしよう。。

※「マイケル・ムーアじゃねーわ!」言ってくれなかったなぁ。。