段ボール箱

オーメンの段ボール箱のレビュー・感想・評価

オーメン(1976年製作の映画)
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キリスト教のタブーをあまり詳しく知らない日本人の私からすると、信徒の人がこの映画に対して感じる恐怖感の半分も正しく怖がれていない気がした。
これはミッドサマーのときも同じことを思ったけれど。

ジェリー・ゴールドスミスの劇伴はすごく良い。この映画の楽曲はただ恐怖を煽るものではなく、狂気に満ちた異教の讃美歌としてとらえるべき、と知人が言っていたが、その通りだと思う。
Ave Sataniの絶叫がもたらす冒涜的な恍惚感がよかった。
でもやっぱり自分自身がAve Mariaの言葉の重みを正しく理解していない異教徒なので、世界中のキリスト教圏外の地域に住む人の感想も知りたいなと思ってしまう。