すず

ハリーとトントのすずのレビュー・感想・評価

ハリーとトント(1974年製作の映画)
4.0
おじいちゃん1人と猫1匹。

前にフォロワーさんがオススメしてくれた作品\(◡̈)/
大事に温めて、今日解禁したよ!
パッケージの絵がいいよね!
ねこちゃんがいい子にハーネス着けて、おじいちゃんと歩いてる。
それだけで心くすぐられる!

おじいちゃんと猫のロードムービー。
特に何か起きる訳でもなく、1人と1匹が旅をするだけ。
それだけなのに、温かくて優しい物語(*´꒳`*)
猫好きにはたまらない一本!

長年住んでたアパートを追い出され、息子の家にお世話になる事になったハリー。
だけどどうも居心地が悪く、彼は相棒の猫トントと共にシカゴに向かう!
その間に若い女の子ジンジャーと出会い、昔の恋人を思い出したハリー。
その彼女に会いに行こうよ!とハリーを誘うジンジャー。
何かやろうと思っても、自分1人では行動に移すのって案外難しい。
ここでジンジャーに背中を押してもらえて、ハリーは嬉しかったと思う!

相棒猫トントは人見知りする事もなく、我が道を行く茶トラさん。
だけど自分の意思はしっかり持ってて、飛行機は嫌だのバスは嫌だの、ハリーを振り回すちゃっかりさん!
だけどそのお陰で、楽しい旅が出来たハリー。
家族は高齢のハリーを心配して住処を提供しようとするけど、それを受け入れないハリー。
頑固なように思うけど、そういう生き方のハリーはかっこいいと思う!

所々トントに話しかけたり歌を歌ってあげるシーンが印象的!
同等の相棒としてトントに接するハリー。
この2人の信頼関係がとても素敵!

トントとのお別れは突然すぎた。
いつものように歌を歌い、短いお別れをして去るハリー。
悲しくて辛いけど、どんな時でも前を向いていたいというハリーの気持ちが表れていて良かった。

ラスト、茶トラ猫を見付けて走り出すハリーの姿に泣きそうになったよ。
すず

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