これは大作!!
10歳でインディアンにさらわれ、インディアンとして育てられた白人の話。アメリカンニューシネマの一作ですが、インディアン迫害のリアルを知れる内容で、たった140分間で貴重な体験ができました。
白人がいかにインディアン(ネイティブアメリカン)を虐げてきたかがよくわかる映画。一見すると思いテーマに見えそうですが、主人公の奇想天外な人生を面白おかしく綴ってあるので、ガハガハ笑えるシーンもあり、大いに楽しめました。
フェイダナウェイがヒロインということで楽しみにしてましたが、ヒロインの登場時間は全体の1割未満でした笑。
ただインディアン部族と1人の白人男性の物語なので、女性のウェイトが低いのは仕方ないですね。。
ちなみに本作は120歳となった主人公が、過去の記憶を思い出しながら語るという設定なので、どれが真実でどれが虚構なのかわからないところがこの映画のミソですね。(「ビッグフィッシュ」を彷彿とさせるお話でした。もちろんビッグフィッシュよりも30年も前に作られた映画ですが…)
もしかしたら全部本当なのかもしれないけど、もしそうだとしたらぶっ飛びすぎてる。そんな奇異物語、140分間ほとんど飽きることなく見れました。もしアメリカンニューシネマでおすすめを聞かれたら真っ先に挙げたい作品です。