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スパイダーマンのpのレビュー・感想・評価

スパイダーマン(2002年製作の映画)
4.0
初めての鑑賞は幼少期。
少し前に鑑賞。

スパイダーマンが人気を博した理由としては、主人公のピーターに対する共感値が高い部分にあると思っています。
"頭脳明晰でスポーツ万能な男前"に何か強烈な個性等がある主人公像が多かったのに対し、平均よりやや低い運動神経で
スクールカーストも高くなく、
冴えない高校生。(頭脳は明晰ですが。)
コミックの頃から踏襲されたこの要素は連綿と受け継がれて行きますが、
恐らくこの作品のピーターが最もその要素に寄り添っているのでは無いでしょうか。

サム・ライミが監督したスパイダーマンは3作品を通して、高校生から大人へと成長を遂げていきます。
この作品はその始まりの話です。

話のあらすじは言うまでもなく
ザ・スパイダーマンなのですが、
主人公を演じるトビーマグワイアは、
何処か常にボーっとしている空気感を纏った演技をしています。
それ故に、怒りや決意を秘めた時の静かなる激動が、
セリフに関わらず大きなギャップを与えていて、1つの新たなキャラクター像(ピーターパーカー像)を確立させている良い演技だと感じました。

ヒロインの叫び声もガチ感があって良いと思いました。

高い興奮度とヒーローたる要素を持つ、いつ見ても面白い一定の鮮度を保った映画だと感じます。
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