イワシ

肉屋のイワシのレビュー・感想・評価

肉屋(1969年製作の映画)
4.4
調理準備場面の活劇性!食事を省略してシトロエン到着へ繋げる編集にも興奮。ステファーヌ・オードランの行ったり来たり戸締りアクション、電灯の点灯/消灯に伴い出現/消失する影のようなジャン・ヤンヌの校内侵入。パンに落ちる赤い血が単に滴り落ちるのでなく風に流れているのが素晴らしい。

『死の十字路』+『怪人マブゼ博士』といった趣の自動車疾走シーンも最高。切り返しのみの進行。『十日間の不思議』にも同様の場面があったが、思い出すのは『甘い罠』のイザベル・ユペールが義理の息子に貸すビデオとジャン・ルノワールとフリッツ・ラングだったこと(後者は『扉の陰の秘密』だったが)
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