テキサスの田舎町に住む女子高生ブリスは、娘が美人コンテストに優勝することが最優先と思っている母親に嫌気がさす毎日を送っていた。そんな時にちょっと都会の隣町で、ローラーゲームに出会ったブリスは、年齢を偽って弱小チームに滑り込み、持ち前のスピードを買われて頭角を表していく。彼氏もできて、ルンルンな毎日を送っていたが…
いやぁ〜前から観たいと思ってて、なかなか機会がなかったけど、観て良かった〜
青春、シスターフッド、家族の絆、音楽、ユーモアなどなど、てんこ盛り。
親の価値観を押し付けられた格好になっているブリスの心情が痛いほど伝わってきて、だけど、娘のためには良かれと思って一生懸命に娘のコンクールをサポートするお母さんの気持ちも親としては共感するところが多くて、切ない気持ちになったり。
で、なんかパッとしないお父さんなんだけど、それもまた現実的で。でも、愛情たっぷりなところに涙が止まりませんでした。
チームの癖のあるメンバーにも、見せ場があり、特にクリステン・ウィグさんは、相変わらずいい味出されてて、ますます好きになっちゃいました。彼女の出演作にハズレなしと最近思います。
ドリューさんの演出最高！
プールでの幻想的なラブシーンは、女性ならではの繊細さが感じられて、うっとりしちゃいました。
本人も重要メンバーとして出演されてますが、目立ち過ぎず、でも美味しい役どころだったかも。
けど、なんといっても、主演のエレン・ペイジさんが、最高のハマり役でした。他の作品でも、どんな役でも、いい感じでしたけど、本作ではさらに輝いてました。
とにかく、後味はめっちゃ良かったので、元気になりたい時に観るには最高だと思います。
