ユースケ

SPACE BATTLESHIP ヤマトのユースケのネタバレレビュー・内容・結末

SPACE BATTLESHIP ヤマト(2010年製作の映画)
2.0

このレビューはネタバレを含みます

乗組員の少なさが目立つ簡素な艦内。発進早々ぶっ放される切り札の波動砲と乱発されるワープ。そして、キムタク節全開のコントのような古代進。
大日本帝国海軍が建造した史上最大の戦艦である大和が宇宙を駆け巡るという原作の浪漫をぶち壊す山崎貴監督の締まりのない演出と木村拓哉のやりたい放題な演技でおくるスペースオペラ。

原作の名ゼリフや名シーンだけはしっかり再現し、見せ場は【スター・ウォーズ エピソード3/シスの復讐】や【スター・トレック】(リブート版)など、ハリウッドのSF映画からパクりまくる節操のなさ。
メインキャラクターが死にまくる終盤の展開も思い入れがないので何も感じないし、Steven Tylerの【LOVE LIVES】なんて流しても【アルマゲドン】の雰囲気なんて出ません。そんな金があるなら、黒木メイサとマイコだけでもいいから原作通りのピッチピチのコスプレに代えて欲しかったです。

とりあえず、木村拓哉が黒木メイサにかます唐突なキスシーンは必見。あんなタイミングでキスされたらセックスさせちゃうよね。