三部作という風に考えても良い終わり方におさめた作品かなぁと。
その一方で、「トム・クルーズのミッション・インポッシブルの型」が出来た作品とも言える。
今作のラストを観た時、これで終わらせてもいいくらいで作り終えたのかな〜と思ったけど、その一方で、今作で何か掴んで、この感覚を続けて更に大きくしたい!てなったのかな?ていうふうにも思えた。
IMFのエージェントであるイーサン・ハント(トム・クルーズ)は、現場第一線を退き、訓練教官を務めるかたわら本業を秘密にして婚約者のジュリア・ミード(ミシェル・モナハン)と幸せな生活を送っていた。
ある日、イーサンの元に教え子の女エージェントのリンジーが、ブラックマーケットの商人であるオーウェン・デイヴィアンの監視任務中に拉致され、ベルリンの廃工場に捕らえられているとの情報が上司のジョン・マスグレイブ(ビリー・クラダップ)から伝えられるーーー。
なんか色々新しく試した感じもする三作目。
冒頭にピンチのシーンを持ってくるのとか。
IMFエージェントチームの役割と活躍をもっと浮き出させたとか。
イーサンを色男スパイではなくしたとか。
なんかめっちゃワタワタしてるイーサンとか笑。
ある種ネタぽくトムクルーズ走りさせるのとか。
IMFを組織として可視化したとか。
あと、追いかけてたものが結局なんだったのか明確にしてないのとか。
どれも良い方に作用した感じがする。
…まあ、粗さも目立ってたけどw
なんと一般人と結婚していたイーサン。
前から6年経過してるとはいえ、あの女盗賊はどうなったんや?あんな劇的な出逢いと命懸けでお互いを支え合ってたのに。。
いざ付き合うと、やっぱやってられねーってなったんかな笑。
そして、出逢いの場所は言うてたものの、イーサンのどのタイミングに出逢い、どう惹かれ合って結婚までいったんやろな〜…なんて。まあ、その辺は6年色々ありましてんってことなんかな笑笑。
でもジュリア、一般人ヒロインだからといって下手にバタバタ目立つタイプではなくて、物語の邪魔にならないよう押さえるとこは押さえるけど浮き出すタイプではないので、とても観やすくて良かった。
最後の底力はカッコ良かったし。
やっぱ仲間の存在が過去作より出てたの良かったな。
バチカンに侵入するとこめっちゃワクワクする!!
宙吊りシーンは今回も健在。
変装マスクしてトイレで入れ替わるのとかハラハラドキドキワクワクでしたな。
今回参加のIMFエージェントのデグラン(ジョナサン・リース=マイヤーズ)とゼーン(マギー・Q)も良い感じに目立ってたし。
デグラン役の人、英国方面の顔やな〜と思ってたら、アイルランド人か。どうりで透明感のある色白。イーサンもベテランになったので、若者入れてくるのはいいね。
ゼーンめっちゃクールビューティでかっこ良かった〜。
あと、上海。振り子の原理でビルに飛び込む〜て、マジかw
建物の中でもパラシュートに引っ張られてとか、笑うとこ?みたいなのが。
冒頭の廃工場のとことか橋の上の銃撃戦とかも派手でした。
そして、ベンジー初登場!
ベンジーの案内に従って街を駆け抜けるのここからやね。
ベンジーいると、コミカルとまでいかなくても、少し軽やかさが出ていいな。過去作はこういうキャラがあまりなかったなと。
サイモン・ペッグ好きだなぁ〜。
で、安定のルーサー!ヴィング・レイムスの安心感たるや。
IMF局長にローレンス・フィッシュバーン!
嫌な感じから、ほんまは悪くないねんってなるの良かったw
IMFは上の人たち結構変わるんですね。
そうそう、何気に最初に殺されてしまったイーサンの教え子リンジーもカッコ良かった。あれだけで勿体無いと思わせる存在でした。
ヴィランのオーウェン役のフィリップ・シーモア・ホフマンがめっちゃ嫌〜な存在感あってとても良かった!
本人自身はそんな強いわけではない(トイレでもラストもすぐやられる)けど、策略とかやり方が先をいく感じなのとか。
裏切者のマスグレイブも上手い感じにハマってた。エージェントの割に最後あれって感じやったけど笑。
だんだんイーサンへの復讐が目立ってきて、何が目的かわからんくなってたけどw
IMF裏切者、陰謀とあれこれ詰め込んで、アクションシークエンスもいくつも詰め込んで、アレコレてんこ盛り映画!
これがトム・クルーズのミッション・インポッシブルか〜となる始まりの作品かなって感じで面白かった!
トム・クルーズが余裕の爽やか笑顔ふりまくのではなく、必死顔やアセアセ顔をたくさんしてたの良かったし笑。