jonajona

ランボーのjonajonaのレビュー・感想・評価

ランボー(1982年製作の映画)
5.0
あけましておめでとうございます🎍
年明け一発目なぜか見た事なかったの初鑑賞。
いい意味で全然思ってたのと違った…!
ベトナムに舞い戻る話なのかと思ってたらアメリカの田舎町の裏山でランボーが大暴れする話だった。い、意外…ランボー完全に原始人じゃん、ウボァ!とかしか言わん。
てかこれ、完全に今の日本の入管問題じゃあないか…!となるとどんだけ日本やべーんだよ笑笑

なんとなく身形が汚い余所者だからという理由だけで田舎町の保安官につけ狙われあれよあれよと言う間に拘置所に連れてかれ虐待され裁判にもっていかれる…これが何も古いものではないという事実が一番怖い。
田舎町のむさ苦しい男社会に放り込まれた一見冴えない余所者が狂気で持って彼らの浅はかなマッチョイズムをぶっ壊して回るというのは大好きな『わらの犬』を思い出した。警官クズすぎてやっちまえランボー!というかんじ。

消火用ホースで体を洗われるシーン、酷すぎるがユーモラスでもあるのだが、実際にほんの少し前に入管で外国人に尻を向けさせホースで水を噴射してショック死させたというニュースがあった。今の自分にはユーモアよりも過酷さだけが色濃く見えるのが悲しい。公的な立場を得た人間がなぜそこまで他人に対して残酷になれるのか。ベトナム帰還兵のランボーの時代から40年の月日が経ったのに、日本はまだまだ危険な国だと思う。人が関心を持ってないと言う意味でも。

警察側についたトラウトマン大佐がランボーが無線を傍受してるのを察して、無線に向かって戦争時代のコードネームで点呼を始めるシーンの哀しさが凄かった。大佐の点呼に対して、焚き火しながらもうみんな死にました、とポツリと返すランボー…

ヤギの吐いたゲロは平気で食べられても洞窟の暗がりの中のネズミにはビビり散らすランボーたん、かわゆす…💓
ちょいちょい笑える所があるのもこの映画のいい所なんだなと認識した。
みんな罠にかかって助けてくれぇ〜い‼︎って情けなく叫ぶとこなんか爆笑。
当方いまコロナで療養中で熱にうなされてるのだけど、ランボーが焚き火しながら傷の手当てする場面なんかの魘され方に自分を重ねながら一人でウボァァ‼︎って昂ってます。


【名言語録】

ーいい人だと思われたくはないのか!?

ー人は1人死んだが、
俺は何もやってなーい!

ー狩り立てようぜ〜
ー狩り立てる?
バカな、こっちが狩られてるんだ。

ーうわああああやられたあああ!!!
助けてくれえええ!!保安官んんん!!
(4連続)

ーお前らみんな殺そうと思えば一瞬でできた。もう俺を追ってくるな、いいな。

ー近頃は法などおかまいなしの
連中が増えてこのざまだ!
神は何でランボーみたいな
奴を作ったんだ!
ー神が作ったのではなく私が作ったのだ。
ーあんた誰です?
ートラウトマン大佐だ。

ー私は奴ではなく
君たちを救いにきたのだよ。

ーいいかね?あの男はゲリラ戦にかけては右に出る者のいないプロなんだ。重機は無論のこと、素手での格闘や痛みに耐える訓練も受けているし、どのような悪天候や環境にも耐えられる。ヤギの吐いたゲロでも平気で食べられる。ベトナムでの任務は敵を確実に消していくこと。殺しが専門だった。闇の殺し屋、それがランボーの正体…

ー大人と子供と言いたいのか?銃を持った男を200人用意してるんだぞ!それでも勝てないと言うのか!?
ーどうしても行くなら覚悟がいるぞ。
ーなんのだ?
ー死体袋を200用意しろ。

ーおれは食事をしたかっただけです。
向こうが追い出しにかかった。
奴らが仕掛けた戦争だ。

ーパートタイムの州兵だぜ!?
こんな事で殺されてたまるかよお!
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