sacco

ベニスに死すのsaccoのレビュー・感想・評価

ベニスに死す(1971年製作の映画)
3.0
「世界で一番美しい少年」鑑賞前に、予習で鑑賞。
この令和の時代になってから、初めて観た感想としては、、、うーん。あんまり誰にも感情移入できなくて、ちょっとついていけなかったな。

タジオの美しさに気付いてから、「愛してる」と思わず独り言言うくらい自覚するまでの心の動きとか、よく分からなかった。

美を追求し続けてきたからこその純粋な愛を描きたい意図は分かったのだけど、途中から、ストーカー化する不審なおじさまに見えてきて、私はそこに美しさを感じられなかった。。
生と死、若さと老いの対比が印象的でした。

タジオ役ビョルンの哀しげな美しさは、時代を超えてこれからも多くの人を魅了していくだろうな、と思う。
最後の海の中にいるタジオのシーンは、とても美しく幻想的でした。
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