チェコヌーヴェルヴァーグと呼ばれる作家の一人、イジーメンツェル監督長編デビュー作品。
ナチス占領下のチェコの小さな駅が舞台。男になれず悩める見習い鉄道員ミロシュの物語。
前々から気になっていた作品でようやく鑑賞できました^ ^
母国の為に兵士として日々命を張る人々の傍ら、その駅では非常にほのぼのとし、ゆっくりと時間が流れている。
ミロシュの悩みといえば童貞であり早漏であること、、
駅員仲間のプレイボーイが女性のお尻にスタンプを押した事で大騒ぎするような、戦時中とは思えぬのんびり感。
時たま訪れる危機的状況においても、爽やかソングにのせて列車から見える美しい風景を映し出す。
この凄まじいセンス、、
60年代の作品とは到底思えない。
外の世界は恐らく地獄であるに違いないが、あえてそこは映さない。ここには駅員たちだけの世界がある。
普通にじゃれあったり、ふざけ合ったり戦争とは無縁と思える日常。
そして爆風とともに目が覚める。。
圧巻でした、、