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厳重に監視された列車のMcQのレビュー・感想・評価

厳重に監視された列車(1966年製作の映画)
5.0
チェコヌーヴェルヴァーグと呼ばれる作家の一人、イジーメンツェル監督長編デビュー作品。

ナチス占領下のチェコの小さな駅が舞台。男になれず悩める見習い鉄道員ミロシュの物語。

前々から気になっていた作品でようやく鑑賞できました^ ^

母国の為に兵士として日々命を張る人々の傍ら、その駅では非常にほのぼのとし、ゆっくりと時間が流れている。

ミロシュの悩みといえば童貞であり早漏であること、、
駅員仲間のプレイボーイが女性のお尻にスタンプを押した事で大騒ぎするような、戦時中とは思えぬのんびり感。

時たま訪れる危機的状況においても、爽やかソングにのせて列車から見える美しい風景を映し出す。

この凄まじいセンス、、
60年代の作品とは到底思えない。

外の世界は恐らく地獄であるに違いないが、あえてそこは映さない。ここには駅員たちだけの世界がある。

普通にじゃれあったり、ふざけ合ったり戦争とは無縁と思える日常。

そして爆風とともに目が覚める。。

圧巻でした、、
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