マッサージ屋

悲しきヒットマンのマッサージ屋のレビュー・感想・評価

悲しきヒットマン(1989年製作の映画)
2.0
昭和54年、神戸。
仕事も無くヤクザ者と喧嘩して叩きのめされた高木昇(三浦友和)はその根性を新井組の若頭補佐である山川正男(成田三樹夫)に見込まれヤクザの世界に入った。
高木はヤクザとして頭角を現すも慕っていた山川が組に借金を作り逃げてしまった。
同じ若頭補佐の吉田征二(名高達男)に拾われ、高木にも舎弟が出来るほどになる。
その頃、ヤクザの夫を亡くし一人息子を育てる宮沢良子(萬田久子)と知り合い恋仲になる高木だった・・・。

ちょっと前に『ヤクザと憲法』というドキュメンタリー映画を見て、その中に登場した山口組の顧問弁護士・山之内幸夫氏が書いたこの作品を見てみたくなったので初鑑賞しました。

まぁ昭和の時代には普通にあったヤクザ映画でした(笑)
暴対法などでがんじがらめになった現在ではなかなか出来ないヤクザ屋さんのノリといいますか。

しかし任侠というか義というものがもっと描かれないと作中に入り込みにくい。
若かりし頃に見てたら「かっこいい!」と思えたのかな〜(笑)

驚いたのはラスト。
コントみたいな終わりも斬新といえば斬新でした(笑)

『アウトレイジ』でどっしりしたヤクザ役を演じていた三浦友和のある意味新境地となった作品なのは間違いない。