ぎー

怪盗グルーの月泥棒 3Dのぎーのレビュー・感想・評価

怪盗グルーの月泥棒 3D(2010年製作の映画)
3.5
【ミニオンズシリーズ特集1作品目】
「ユニコーンは3匹の子猫と離れることは絶対にできないと悟り、心を変えました。おしまい。」
・ディズニー圧勝だったような気がしてた洋画アニメに一石を投じた作品。
・大泥棒なのに心優しいグルー、何言ってるかわからないしふざけ過ぎてるのに可愛すぎて世界中のハートを鷲掴みにしたミニオンズ、というとんでもないキャラクターを世の中に送り出した記念すべきシリーズ1作品目。
・逆に言うとキャラクター勝負の映画になっていて、ストーリーは凡庸で、途中コメディタッチが悪影響して緊張感が無くなりすぎて間伸び感もあったかもしれない。

・何の説明も無いのに、グルーが普通に凍らせる銃を街中で使ったり、巨大なヘンテコな車乗り回してたりして、強制的に視聴者を世界観に連れ込む掴みは最強。
・若造にピラミッド盗まれて悔しいから月を盗もうとする発想がすごい。そもそも、ピラミッド盗んでるのも相当すごいけど。
・そんな凄い発想してるのに、ロケット資金を得るために丁寧に銀行に融資のお願いに行って、断られてしょげてるギャップが良かった。
・あっさり日本の研究機関からスモールライト盗んだうえで、あっさり若造ベクターに盗まれるテンポの良さは面白かった。
・グルーはベクターの家に侵入しようとするけど、それを跳ね返す色々なアイデアが面白かった。
・まさか三姉妹がクッキーを売るのに乗じて侵入する作戦が上手くいくとは。ふざけ過ぎ。
・駐車する時に前後の車蹴散らしたり、ファストフードで行列してる人を凍らせたりしてたグルーが、まさかで共同生活送る三姉妹に愛情感じ始めてた。幼少期孤独だった経験がバックボーンにあるみたい。流石に唐突だけど、良いかな。
・月を盗む作戦あっさり成功。
・バレエ発表会に必死に駆けつけ、ベクターから要求されて三姉妹守るために迷うことなく月をベクターに渡したグルーの父親感格好良い。
⭐︎1番印象に残ってるシーンは、ラストでグルーが三姉妹に読み聞かせする場面。ずーっとふざけてた映画なのに、温もりに溢れた良い場面だった。

・グルーって何が凄いのかよく分かってなかったけど、子供時代からロケット開発したり、普通に天才なんだね。
・敵の少年ベクターはずーっとダサい。
・マーゴ、イディアス、アグネスの三姉妹はそれぞれ個性が全く異なるのが良いところ。アグネスの無垢さは最強。
ぎー

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