このレビューはネタバレを含みます
色々言われてるやや中弛み要素も多い本作だが、パドメと結ばれるというアナキンの人生絶頂期なので頭花畑なのは許してやってほしい。
ケンカしながらも仲良しなオビワンとアナキンの師弟関係に癒される。兄弟子なんだよな、師匠っていうかね。泣ける。
ドュークー伯爵の立ち位置が超複雑なことに気付いた。加えてそれが正しければかなりこのプリクエルにおけるジェダイ全体のイメージ像が変わってくる。ドゥークーって誰にも認知されてない二重スパイ的な奴なのかな?
シスの元に付いて分離主義運動を起こしてるけど、オビワンに本当の事を打ち明けてるし(聞き入れないけど)ヒントを与えてクローン戦争に備えさせてるように見えた。しかし結果的に彼の行動がジェダイ側にクローン軍創設をする動機を与えてる(裏でシスが糸を引いて)んだけど。昔は理解してなかった。ややこい…
そう思うと、大好きだったヨーダの見え方も結構変わってくる…全然間違えまくりじゃんこの人…
パドメ暗殺を企んだ暗殺者とチェイスする空中車道シーンにアナキンのフォース能力の高さと向こう見ずな性格をよく表してる。そのアクション自体がさらにはフォースの解釈(未来予知、人物把握)をこちらに提示する役割も果たしてるのすごい
ジェダイ大集合の映像が拝めたのはクローンウォーズ未見勢からすると血管切れるくらいワクワクしたよ当時。思ったより劣勢すぎて引いたけど。
エピソード7以降のを見ててなんとなく違和感だったものの正体が撮り方だと今回見直してて気付く。
スターウォーズってライトセーバーのアクション戦であろうとやたら引きのショットを連発するんだけど、それによって往年の歴史モノ映画のようなクラシカルな雰囲気が生まれてる。撮り方はクラシカルなのに、映ってるものはビカビカのレーザー剣とロボット達というギャップが最高なのだ。多分。
こんなの寄ってアクションしてる方がごまかしも効くし絵的にも迫力が出しやすいのに。それをあえて要所以外ではやらないのがルーカスがジェダイたる所以。
エピソード8以降はそこが凄い気になった。顔に寄って葛藤をぐぐ〜みたいな。
闘技場で出てきたカマキリ怪獣アクレイとデバネズミ虎のネクスーが好き。