明石です

スリーパーの明石ですのレビュー・感想・評価

スリーパー(1973年製作の映画)
3.7
ウディアレンとダイアンキートンが組んだ初期の作品。この二人のコンビが見れる映画としては『ボギー!俺も男だ』に次ぐ二作目ですかね。

冷凍保存技術によって200年間眠っていた男が、近未来の世界でロボット執事になる話。笑。セットにものすごくお金かかってそう。
『バナナ』と同じく、少しばかり政治的な話が盛り込んであるのもウディ初期の持ち味なのかな。

ウディの相方を演じた女優さんは何人かいますが、やはりダイアンキートンが1番しっくりくるように思う。知的な雰囲気なのが良いのかも。おバカな役も似合いますね。あとこれまで見たダイアンキートンの映画の中で、本作の彼女が一番綺麗でした(ゴッドファーも含め)。

会話の掛け合いはもちろん好きだけど、ちょっと世界観に入り込めなかった。どことなく『時計仕掛けのオレンジ』的な近未来感になじめなかった。もちろんウディ映画なので、たいていのコメディよりは上質で楽しめたとは思うけど。とりあえず最後の方はガバガバ笑っちゃった。

——好きなセリフ——
僕は234歳だ。普通なら年金生活してる。
科学は知性の行き止まりだ。ツイードのスーツ着てカエルを裂いたり。僕が信じるのはセックスと死だけ。(天才ですね)
明石です

明石です