沙那王

黄昏の沙那王のレビュー・感想・評価

黄昏(1938年製作の映画)
3.0
いつまでも「結婚しよう。」と言い出さない男。
妻子を棄ててまで駆け落ちする紳士。

女性って消耗品なのかな(´・ω・`)
時代だった、ってのもあるだろうけどね。
お金や肩書きのある男性が、マスコットとして所有して着飾らせて、自分の経済力や回りへの影響力を見せつけて自慢したいための、女性なのかしら。女性から経済的サポートを受けるのは恥ずかしいのかしら。

『愛』が大切なのか『お金』が大切なのか。
この2つを同じ次元で比べる事自体が不毛なんだけど、愛が大切なら贅沢せず必要最低限の生活ができてれば幸せだろうし、
お金が大切なら「贅沢させてくれないような彼氏いらない」んだろうし「与えてやれない俺は男としてダメ」なんだろうな。

パートナーなら『察する』『言葉に、しすぎない。』それは幻想でしかないよね。
気持ちを正直に話し、素直に聞いて言葉どおりに理解すれば、お互いが良い関係になれるはず。
だってエスパーじゃないんだもん。『察した』後に出来ることって、そっと1人の時間にさせてあげるくらいなもんじゃない?

戦前の米国映画だけど、人の生き方って、そんなに大きく変わることはないのかもしれない。

そもそも田舎娘が深く考えもせず男性の甘い言葉に騙され続けた話なのかしら。

成功したキャリーの衣装がメーテルだったw
成功して自力で稼げて自立できて、良かった。
沙那王

沙那王