沙那王

君の名は。の沙那王のレビュー・感想・評価

君の名は。(2016年製作の映画)
2.8
すずめのとじまり、天気の子を見て、どうしてもエウレカセブン(TV版の)パクり作品としか思えず、もっかい『君の名は。』を見ることにした。
(題名だけなら、私の中で鈴木京香と倉田てつをだった。)

ヨツハ、もやしもん読んでんな(笑)

新海誠は、上手いな、と思う。
小林聡美の『同級生』
キアヌ・リーブス(または韓国の元ネタ)の『イルマーレ』
それを知ってるから微情報が脳内で勝手に補足されて、無意識に物語に深みを見いだしてしまう。

彗星の落下から細胞分裂、亡くなった母、政治家になった父、大勢の死。
コーラリアンの到来、英雄アドロックサーストン、父を探しに行った姉、補完された人類、絶望病。
エウレカのあの感動が甦える。
君の名は。での感動じゃないのに、錯覚してしまう不思議。

ミツハのトレランスキルが鏑木さん以上wそれもローファーで(笑)そして岐阜と、長野か富山の県境あたりから秒で帰宅できる瞬足。

背景が綺麗なのに、光のエフェクトで見えなくなる。

君の名は。に集中できなかった。
エウレカセブンのTV版を知らなければ、
小林聡美の同級生を知らなければ、
キアヌのイルマーレを知らなければ
純粋に感動できた。
下手に知っていたから、新海監督がズルいと思ってしまった。
虎の皮を借りてるんだもん。

効果音が とても良かった。
市原悦子だったのか。どうりで昔話が脳裏をよぎったわけだ。

堂々と、物語はエウレカに感化されました。って言えば良いのに。
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