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真実の行方のHIROのレビュー・感想・評価

真実の行方(1996年製作の映画)
4.5
大司教殺害事件の容疑者としてある青年アーロン(エドワード・ノートン)が逮捕され、野心に満ちた弁護士マーティン(リチャード・ギア)が弁護を申し出るお話。

見事に騙されました♪(´ε` )
とにかくエドワード・ノートンの凄まじい演技力と大どんでん返しに圧倒された!

エドワード・ノートンは映画デビューとは思えないほどの存在感で、アカデミー助演男優賞にノミネートされ、ゴールデングローブ賞 助演男優賞を受賞している。
この役のオーディションは噂ではディカプリオも受けていたというから驚き。
エドワード・ノートンはもはやリチャード・ギアを完全に喰っていたと思う。
善と悪の姿をこれでもかというくらいに表現していて、物語に真実味を与えていた。
彼でなかったら、あのラストの衝撃は生まれなかったと思う。

物語にどんどん引き込まれていって、最後はビックリしてしまう。

マーティンは始め、真実などは無関係で栄光のために弁護をしてたけど、弁護しているうちに本気で真実の行方を模索し始め、最後は突き放されて全てが虚しく感じてしまう。
原題である"Primal Fear"すなわち、根本的な恐怖を感じた。

ネタバレになるので多くは語れないけど、心地のいい後味の悪さだった。

いろんな人にオススメしたい作品。
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