明らかに北大路欣也が主役で、確かに菅原文太の出番が減ったのは寂しい。北大路に菅原のあの雰囲気は出せない。
しかしながら、前作以上にバンバン人が死んでいくし、千葉真一はマジキチだし、前作の指詰め初めてやる場面みたいなハートウォーミングな要素もほとんど皆無、途中からはもはや北大路欣也と梶芽衣子の悲恋が主軸になっていくから、映画としてはかなり濃い。
北大路欣也と梶芽衣子のカップルはかなり似合ってるし、梶芽衣子がこの映画の良さを底上げしているとしか言いようがない。
終盤の雨の中のザラッザラした高感度撮影もとんでもない。北大路欣也が妖怪になっとる。
前田吟が寅さんの博まんますぎるなあ、と思ってたら、すんごいあっさり捕まるのは笑った。