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脱出のKSatのレビュー・感想・評価

脱出(1944年製作の映画)
3.9
ヴィシー政権下の仏領のエキゾチックな土地で、ナチス側とレジスタンス側が対立する中、中立な立場をとるタフガイアメリカ人のボギーが、クールビューティな美女と出会う。やがて正義感にスイッチが入り、中立な立場だったはずのボギーはついに行動を起こす。

「カサブランカ」?いいえ、「脱出」です。

ヘミングウェイの原作をもとにフォークナーが脚本書いたという割には、正直、別にすごい面白い映画ってわけではないけど、本当にボギーとローレン・バコールが良すぎる。これに尽きる。

特に、ローレン・バコール。これで当時19歳とか意味わからん。あのタバコの吸い方、あの流し目、あの声。いくらなんでも貫禄がありすぎやしないか?とてもボギーと25歳も離れてるようには見えない。これがきっかけで付き合い始めて結婚したのスゴすぎ。

2人の酒瓶をめぐっての行ったり来たりのやりとりや霧の中を往く舟、地下室での手術など、良い場面はたくさんある。あと、ウォルター・ブレナンが可愛すぎる。
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