アランロブグリエ、寺山修司、松本俊雄、大島渚
こんな天才監督が未だ潜んでいたことに熱狂した
恋の浮島、愛のむきだし、エヴァンゲリオンへの影響
破壊手段が内輪(マイノリティ)同士の殺し合いと首吊りによる自殺であったのはこれまで50本以上ニューシネマ作品を見てきた中で初めてで、しかもそれがしっかりと革命組織というテーマと合致していたことに感動した。
当時のGHQ占領後の日本における革命の実態は辛くも同志の潰し合いという結果におわり、ラストの「耳を落としたら悲鳴が聞こえないじゃない」という天才的な台詞はまさに、あの悲惨な状況下で革命組織のトップが市民たちの声を聞くための耳を落としてしまった状態であり、その悲鳴は虚しくも届くことはなかった…