エロス+虐殺の作品情報・感想・評価

エロス+虐殺1970年製作の映画)

製作国:

上映時間:167分

ジャンル:

3.4

「エロス+虐殺」に投稿された感想・評価

SHINA

SHINAの感想・評価

-
自己否定を含む革命、自由恋愛、エロス、3つの縄、尺八、十字架
Mitsunoir

Mitsunoirの感想・評価

4.1
216分ロングバージョンみました。正直内容を理解したとは言えませんが、純粋にすごい、こんな映画が日本にあったのかと。歩いても歩いても近づけない、ふと振り返れば通った記憶のない道が広がる、まるで夢の世界にいるよう。

構図が美しいのは同意するしかないところなんだが、どのショットも絶妙に距離感がある。そして特徴的なのが、若干低めから寄りじゃないのに煽るようにしたり格子の枠越しに捉え身体を映さない。特に脚の歩く動きを描写しないようにしてるのか。突如現れる俯瞰ショットでも足元はほとんど映らない。それによりカットの繋ぎを含む運動で表現される世界とは反対に断片的なイメージや言葉だけで構成される夢幻的な世界が表現されているのか。

大島渚は主に主題面で前衛であるように思うが、吉田喜重はより形式面において前衛的な部分があったのか。初吉田喜重なので他作品もみてみたいと思った。
みち

みちの感想・評価

3.0

いろんな意味で、とんでもないものを観た。

11月18日(土)、女木島名画座(MEGI ISLAND THEATRE)での映画鑑賞ツアーに参加した。女木島名画座というのは、実はこれ自体が作品なのである。元は古い倉庫だったが、瀬戸内国際芸術祭を機に、ニューヨークで活躍する依田洋一朗氏が映画館へと生まれ変わらせた。内装がとても面白いので興味のある方はぜひ。

さて『エロス+虐殺』について。予習も何も真っ白な状態で観に行ったので、正直ちんぷんかんぷんだった。大正の運動家である大杉栄や伊藤野枝らの四角関係などを描く。今回の催しの中で、瀬戸内国際芸術祭の総合ディレクター・北川フラム氏による解説もあったのだが、「大杉栄は香川県の丸亀出身なんです」という。映画を観ていると、大杉栄が香川出身だというのは正直あまり嬉しいとは思えず、父親(愛知県出身)が軍人だったから陸軍のあった善通寺に近い丸亀でたまたま生まれたのだろうと私は都合よく解釈した。

(香川には空海というスーパースターがいるというのに( ̄3 ̄)来年の映画期待)

しかし、芸術家の目の付け所は違うようである。確かに、一つ一つの場面の構図がとても美しかった。1970年の映画なのに白黒という点もこだわりを感じた。

今回、普段は使用していない女木島名画座で映画を観ることができたこと、そして本作の監督・吉田喜重氏と北川フラム氏が友人関係であることから吉田氏の好意で映画館上映ができたこと、関係者の皆さまに感謝したい。
11/18の北川フラム氏の解説付き、香川県女木島・名画座ツアーで鑑賞。女木島の風景も、ディナーも大変美味しかったのですが、肝心の映画は、3時間30分と長時間に加え、ほとんど意味不明でした。僕の理解の範疇を越えてました。明治・大正期のアナーキスト、大杉栄を軸に描くアートな映画。特に男性陣はあまりまともな人物はおらず、特に仕事をせず、屁理屈ばかり言っているような印象。現代編と大杉栄を中心とする大正編の2つのパートを行ったり来たりする作りなのですが、現代編で若き日の原田大二郎氏を見れたのがよかった。僕にとっては、「大げさなリアクションをとるバラエティによく出てくるおじさん」の印象があった本氏ですが、映画でも芝居掛かった過剰な演技は健在でした。奇声を上げる、突然走り出す、のは笑ってしまいそうになりました。
美しい構図に乗せられた、男と女の恋愛物語。

恋愛思想と、存在理念が現在(永子側のストーリー?)と過去(野枝側ストーリー)で、対比的に描いている。

こんな映画が日本にあったとは、驚きです。ラストのファンタジーも吉田監督の力み具合が、感じられた。


こういった映画を、見れる日本人は、現代には少ないでしょうね。
今の【映画】と、このエロス+虐殺という【映画】の【映画】という意味が変わってきているのでしょうか?
映画は観せられるものではなく、見るものだと感じました。見ようとしない者には、見れません。
と、思わせる作品でしたw
WINSRIVER

WINSRIVERの感想・評価

3.5
どんな場においても男女の痴話はつきものなんだなと。息の詰まるような構図と大杉栄やその周囲の人物との心情とがリンクしていてぐっとくる。
思わせ振りな台詞も、大杉栄やその周辺の人物の著作なんぞを読んでいれば納得できる部分がある。
吉田喜重監督による叙事詩的な映画。

日本映画専門チャンネルで放映されたので、「公開版」(2時間47分バージョン)と「ロングバージョン」(3時間36分)を録画。
本日は、「公開版」の方を鑑賞したが、観念的描写が多いのと、長尺なので、結構キツイ映画だった。

この映画では、大正時代と1970年時代が並行して描かれて……大団円に向かう。
自分はこの歳(中年?)になって、この映画を観るまで、大杉栄なる人物を知らなかった。アナーキストとして大正時代に実在した…。

個人的には、1970年代のフリーセックス謳歌する若者たちの中の女性=束帯栄子(伊井利子)に眼がいってしまった。特に、ガラス越しの裸体を上下に舐めるカメラは、ややデ・パルマ的であったからか…?

映像的に、その「ガラス越しの裸体を舐めるシーン」、「現代の駅構内を歩くハイカラ女性の場面」、「真上から撮った人力車シーン」など印象的である。

音楽も、満開の桜吹雪の中を歩く大正シーンでの音楽が良かった。

しかし、こういう観念的な映像を延々と長時間観るのは厳しいものがある。
なんとか観たが、もうひとつ録画してある「ロングバージョン」(3時間36分)は観るかどうか決めていない。
「ロングバージョン」には、本作公開時に、関係者からの訴えにより一部カットされた部分が含まれているので観たい気もするが、更に1時間近く長いバージョンは厳しいかも知れない。。。

個人的好みの問題であるが、自分には合わない映画だった。
「アヴァンギャルド大長編。日本映画音楽で、エロプラの一柳慧が一番好きかもしれない」
この映画に出会うまで邦画をなめてました。この映画に出会ってから邦画を見るようになりました。
でもこの映画のことはあまりよく覚えてません。

大人になった今、もう1度見てみたい映画です。
あ

あの感想・評価

4.0
最後の約一時間が観念的すぎて頭が混乱した
二時間ぐらいはいわいる三角四角五角?関係でおもしろい
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