あまのうずめ

純喫茶磯辺のあまのうずめのレビュー・感想・評価

純喫茶磯辺(2008年製作の映画)
2.8
建設業のユウジロウは妻と離婚し高校生の娘サキコと二人暮らし。父が亡くなり遺産を手にしたユウジロウは喫茶店を始める。サキコは「純喫茶 磯部」のダサさに呆れる。江頭がバイトにいたが、客のモトコに雇ってくれと頼まれ、客も来ない中2人体制にした。


▶︎吉田恵輔監督にしては珍しいコメディタッチで、脚本・編集も担当している。

サキコ目線のナレーションが、ユウジロウの軽薄さを引き上げていて、フラフラっとしている役に宮迫博之が合っていた。まだ若い頃の仲里依紗、麻生久美子が共演。ハリセンボンの春菜も出演していた。

クスッと笑わせつつ、ハートウォーミングな作品も作っていたとの驚きの方が大きく、クセ強めの常連客等の反復する言動に引っ張られただけで、内容は余り入って来なかった。とは言えコメディなのでそんなものかも知れない。吉田作品の印象の強さを改めて知らされた。

WOWOWの『吉田恵輔監督特集』にて鑑賞。