モンスターは誰なのか…
実在した連続殺人犯アイリーン・ウォーノスを生涯を映画化した作品。
とにかくシャーリーズ・セロンが酷い←一応誉め言葉です😅
役のために体重を13キロも増やして挑んだこともあり、普段の美しさの欠片も感じない見事な役づくりです。
しかも、容姿だけでなく演技も素晴らしく、アカデミー主演女優賞の受賞も納得の演技でした。
作品としては、なんだか哀しく切なかったです。
子供の頃から誰からも愛されずに酷い目にあってきたアイリーン。
そんな彼女の前に、自分に好意を持ってくれるセルビーが現れる。
アイリーンが唯一心を許しているトムに、友達が出来たというシーンが印象に残っている。
セルビーが自分を愛してくれた。
その瞬間に、アイリーンにとってはセルビーが自分の全てになってしまった。
セルビーを失いたくないために、道を踏み外していくアイリーンがなんとも悲しい。
人を殺めたアイリーンがモンスターなのか?
アイリーンを追い詰めたセルビーがモンスターなのか?
それともアイリーンを育てた環境(周りの人々)がモンスターなのか…