映画史上において、初めて本格的なプロットをもって作られたとされる作品。
内容は強盗団が列車を襲い、乗客の金品を奪って逃走するも、保安官たちによって射殺されてしまうという単純なものだけど、目を見張るのは各所に見える映画的な技法。縦の構図や、パンが用いられ、100年前の作品とはいえ、今我々が観ている映画に通ずるものを感じられました。
しかし、パンが用いられいるとはいえ、ショットは基本的に引きで撮られてたり、同時進行の出来事なのに全くカットが割られていないなどはありますが、映画の技法がここから始まったのかと思うと、感慨深くなります。