このレビューはネタバレを含みます
91年、もう30年も前の今頃公開だったのですね。
街の風景もあまり変わってないように見えましたが、しかし確実に今の東京の景色ではありませんですね。走っているクルマがいちばんわかりやすいです。
山田、朝間両監督のいつもの松竹らしい人情映画です。ちょっと『東京物語』へのオマージュもあるのでしょうか。似たようなシーンもありましたし。
これを読んでくださっているみなさんは、ドッペルゲンガー映画というジャンルがあるのをご存知でしょうか?
永瀬正敏演じる哲夫がわたくし同世代くらいでしょうか。しかも故郷も同じ東北で農家の次男という設定、高卒で東京に出てきた点も一緒と、とても自分と立場が似ているだけに、もう本当に自分のことを言われているようで、途中観ているのがイヤになりました。
違いは顔ぐらいでしょうか…。
こんな映画があるんですね。
すみません、自分のことをつらつらと…。
ラストの一家団欒の回想シーン、観ているみなさん誰もがそれぞれの立場から、自分の家族のああいったシーンを思い出したのではないでしょうか。
涙が止まりませんでした。
あと、T-REX好きも一緒だ…。