モールス

息子のモールスのレビュー・感想・評価

息子(1991年製作の映画)
4.5
ザ・邦画て感じで、良い父子の関係を見させてもらいました☆
三国連太郎さんが、平凡な父を演じてるところに本作の魅力があります。老いた上に妻を亡くし、長男も次男も東京に出ていって長くなるという話の設定でした。
長男は大会社に勤め、妻子に恵まれ、東京で住居を構える自慢の息子。 父三国連太郎さんは上京して長男の家に泊まるものの自分の居場所に困る始末でした。
一方の次男は職を転々として父にいつまでも心配をかけるのですが…。なんとか就職して、和久井映見さん演じる恋人もゲットします。ところが彼女は聾唖者で上京した父に紹介した時に…。
三国連太郎さんのセリフが実に素晴らしかったのです!!
人間てやはり痛みを知らないと、人に尽くす真心、人を受け入れる度量を持ち合わせることができないんじゃないかなと思います。
心配をしていた次男坊の成長、子供を持つ人ならこれほど嬉しいことてないと思いますよ。
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