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魚と寝る女のAZのレビュー・感想・評価

魚と寝る女(2000年製作の映画)
3.0
5本目のキム・ギドク作品。

なんでそんなことするのよ!って思わずやっぱり突っ込んでしまう。
基本的に比喩表現だから、それを理解しようとしないと訳がわからない映画として終わってしまう。能動的に見ないといけない。記号性が強いから、宗教画を見る時の感覚に近い。ほんと辛い。

原題が「The Isle」なのに邦題が「魚と寝る女」って全然違うじゃん。
ただ、本当に魚(男)と寝ているから間違いではない。

直視出来ないかなり痛々しいシーンがあり、それがまさに男を釣る場面。文字通り男を釣っている。

この女性が実は魚で、この湖は子宮を表現しているという感想を目にした。確かに言われてみればそう見える...が、普通に観てると全然受け入れられない。

ホラー映画にも見えるし、鶴の恩返し的な民話にも見える。
どう見るのが正しいのだろうか。


ただ、強烈に印象に残る映画ではあった。
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