櫻子の勝手にシネマ

灼熱の魂の櫻子の勝手にシネマのレビュー・感想・評価

灼熱の魂(2010年製作の映画)
4.5
原題は『Incendies』。フランス語で炎、火事という意味。
転じて感情の爆発、戦乱。
身を焦がすような思いをした『母』を表してるかのようなタイトルだ。

冒頭の頭を刈られる少年の射るような眼差しと踵に刻まれた三連星のタトゥー。
一瞬も見逃してはいけない映画だと思わせる。
そして、母からの遺言書から始まる奇妙な過去への深求の旅路…

この映画は鑑賞前のネタバレ厳禁だ。
終盤、事の顛末が予測できたときは変な汗が出てきた。
それだけラストが衝撃的だということである。

観た人にはわかる「1+1=2ではなく1」という言葉…
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