ピュンピュン丸

ゴジラ・モスラ・キングギドラ 大怪獣総攻撃のピュンピュン丸のレビュー・感想・評価

3.3
渡辺裕之さん追悼。

皆さんのレビューはとても参考になり、成程、成程。これは平成ガメラを成功させた金子修介氏によるゴジラなわけですね。それで、なんか怪獣が守り神だったり、怨霊の結晶体だったりと。そして、前田姉妹も出てきてと。

全体的にわざとらしさ蔓延で、台詞は説明過多だし、逃げ惑う群衆もおふざけ感があっていけない。

自分はガメラ派で、平成ガメラの一部の作品には敬意を評しているけとね。

それにしても変えていいところといけないところがある。キングギドラは侵略用宇宙怪獣であって、八岐大蛇にして守り神ってなのはやりすぎだ。

それと、ゴジラは結果論の塊にすべき。ゴジラはただ進む。破壊する。通り過ぎる。結果的に悪をもたらしたり、善をなしたりする。それはあくまで自然現象の一つであって、ゴジラが計算することではない。それがゴジラ映画の不文律であるべき。ゴジラがゆっくり動き、突然、予測していてかのように素早くかわしたり、攻撃したりするというのはゴジラじゃない。カッコよくしたつもりかもしれんが、魅力が半減するし、なんか着ぐるみ感が垣間見えていかん。