ちょっと昔、趣味でブルガリア語の勉強をしていたとき(程なく挫折しましたが)に、レンタル落ちの本作を買っていたことを思い出して、鑑賞しました。
日本に住んでいる人にとって、ブルガリアがどんな国なのかほとんど情報を得る機会がないと思うので、そういう意味ではブルガリアの実情を理解するための良いきっかけになる貴重な作品ではあると思います。
ブルガリアは首都のソフィアでさえも旧共産圏の名残が強くあり、街も寂れてて英語が併記されていない看板も多くあるそうです。
若者は出稼ぎや豊かな暮らしを求めて国を出てしまう人も多いと聞きます。
この作品をみても、ブルガリアが未だにあまり豊かな国とはいえないと思ってしまう描写が多くあります。
トルコ系やジプシーなどの移民問題にも触れられていました。
ストーリーとして面白みがあったわけではないですが、このような自分の見聞が広がる映画は好きです。
主人公の弟のゲオルギ役を演じた役者さんがイケメンで好きでした。