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ランブルフィッシュのpauhのネタバレレビュー・内容・結末

ランブルフィッシュ(1983年製作の映画)
3.8

このレビューはネタバレを含みます

白黒の良さが活かされていて、色が無いにも関わらず鮮やかに感じ一つ一つのカットに惹き込まれました。
音楽もシーンに合っていて、迫力があり映像×音楽で更に良さが惹き立ち、流れる雲の繊細さも魅力的でした。
何より兄のミッキー・ロークがかっこよすぎて、柔らかい笑顔を浮かべながらも考えが読めず声も低く野太いとは真逆の高く細い声にも関わらずどこか凄みがあり、どこか寂しげな感じもかっこよかったです。
弟や周りの人々が兄に憧れるのもわかり、同時に父が言っていたように彼が哀れに感じるのも理解できました。
何事もそつ無くこなし、弟が死にかけていた所に現れ武器を持った相手をボコボコに打ち負かしたかと思えば、事故スレスレの危険な運転をするような危なっかしさも印象的でした。
最後の海をバックにしたカットも白黒にも関わらず美しく、感動しました。
冒頭のマット・ディロン大活躍も見応えがあり面白い、格好良い作品でした!
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