電気羊

アタメの電気羊のレビュー・感想・評価

アタメ(1989年製作の映画)
3.0
ヘンテコ映画の巨匠ペドロ・アルモドバル監督のヘンテコ恋愛映画。性格異常の犯罪者は精神病院を退院後、更生して家庭を持とうとしてポルノ女優に一目ぼれをするが、貧乏な犯罪者など相手にされるはずもなかった。自分を受け入れてくれない女性に対して、暴力しか愛情を表現する手段を持たない男は女性に暴行し監禁する。やがてストックホルム症候群に陥った女性は男の所業を純愛だと勘違いし両思いになるというバッドなハッピーエンド。DV男は女を殴った後、優しくして「お前のためだ」とか「お前を愛しているから殴った」という常套台詞を吐く。知性のない女はそれを真に受け暴力に支配されていく泥沼展開。体操の宮原選手とかまさにDV女のそれ。人間は知性を持たないと真に幸福にはなれないよ。
電気羊

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