ハレルヤ

Vフォー・ヴェンデッタのハレルヤのレビュー・感想・評価

Vフォー・ヴェンデッタ(2005年製作の映画)
3.8
第三次世界大戦が起こり、その後は独裁国家となった近未来のイギリス。国家に反逆を挑む仮面を被ったVと呼ばれる謎の男と、彼と偶然出会った女性の姿を描いたサスペンスアクション。

15年以上前の作品。当時から気になっていましたが、長年見るのを忘れたままになっていて、今回やっとの初鑑賞。

「マトリックス」シリーズのウォシャウスキー兄弟が製作と脚本を務めただけに、スタイリッシュな映像とキレのあるアクション。独裁国家らしい雰囲気のある世界観は見事でした。

国家の自作自演で引き起こしたウイルス兵器を用いたテロ行為には、今のご時世に通じるものがありましたし、支持を集めるためなら何でもやる独裁者の横暴さもしっかり描けていたと思います。

前半の導入と圧巻のクライマックスは面白かっただけに、中盤が少し間延びしたのが残念。それでも見応えのある物語でしたし、本作の役柄のためにマジで坊主になったナタリー・ポートマンの体を張った姿も良かったです。
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