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Vフォー・ヴェンデッタのYのレビュー・感想・評価

Vフォー・ヴェンデッタ(2005年製作の映画)
5.0
【Vは皆である】
同性愛者のため迫害される男性、女性。
コーランを保有していた為、射殺されてしまう人。
外国人だから、移民だから収容所に連行される人。女性だから襲われる…。
マイノリティーが迫害されるシーン、安全が脅かされるシーンがたくさん出てきます。
誰もが疑問を抱いていても、メディアの情報を信じて、
やはり自分の身の安全が第一で、よく分からないけれどなんか強そうな国のリーダーがいて…。
民主主義とは何なのか。
恐ろしい歴史を繰り返さないために、
過去を学んで、情報を疑って、現実を見る目を養って、自ら何かを発していかなければならない。
と本当に考えさせられる映画です。

人は死んでも理念は遺る。
理念を愛する事はできない。
だけど私はVを愛した。
というイヴィーの冒頭セリフ

あとは、Vは私の父であり、あなたであり、私自身であり、私達みんなである。
というイヴィーの最後のセリフ

暴力は暴力しか生まないという言葉があるように、正直なところVのやり方が100%正しいとは思えないのですが、
何が正しくて何が間違っているのか常に考えて、恐れずに立ち向かって行く勇気を無くしてはいけないと思いました。
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