Yukiko

メンフィス・ベルのYukikoのレビュー・感想・評価

メンフィス・ベル(1990年製作の映画)
3.9
2023年1月12日  NHKBS放送
『メンフィス・ベル』  1990年アメリカ制作
監督、マイケル・ケイトン=ジョーンズ。
他の監督作品に『氷の微笑2』『ルワンダの涙』
『ジャッカル』がある。

1943年、第二次世界大戦中。
イギリスにあるアメリカ軍の基地。
ナチス・ドイツにある工場の爆撃を命じられた
空軍所属の兵士達。
その爆撃機、愛称「メンフィス・ベル」に搭乗の
10人の兵士達の話。


メンフィス・ベル、B-17という大型戦略爆撃機。
製造、ボーイング社。
「敵国の軍隊よりも更に重要な、その国の工業組織を
目標」にする「護衛なしでやっていける」爆撃機を
めざして作られたとか。(以上Wikipedia)

1人1機の小型飛行機でなく、大型飛行機なので、
それぞれが操縦士、副操縦士、航法士、爆撃手、無線士
と役割分担がある。
乗員10人。
ドイツ上空では激しい戦闘となり、味方の機も随分
失くした。
落ちていく機から脱出してパラシュートが開いた数を
数えている場面、虚しい。

この映画の前身、1942年イギリス制作のドキュメンタリー
映画『メンフィス・ベル』がある。
戦意高揚を目的とした映画らしいが、その映画の監督が
『ローマの休日』のウィリアム・ワイラー監督。
1942年から終戦まで、アメリカ陸軍航空隊の兵士として、
派遣されて『メンフィス・ベル』の映画を製作したらしい。
実際に搭乗していた!?
でも、1942年のメンフィス・ベル搭乗員一覧10人の中には
名前がないのだが。

昨年上映の『トップ・ガン』とは正反対の映画かな。
同じように任務遂行するのだが、ボロボロになって
クテクテになるメンフィス・ベル。

現在は「メンフィス・ベル・パビリオン」に展示されて、
余生?を送っているらしい。

航空戦の場面は迫力あった。ハラハラし通しだった。
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