Yukiko

65/シックスティ・ファイブのYukikoのレビュー・感想・評価

4.0
2024年2月4日
『65/シックスティ・ファイブ』 2023年アメリカ製作
監督、スコット・ベック&ブライアン・ウッズ。
他の作品に『ホーンテッド 世界一怖いお化け屋敷』がある。

惑星ソマリスに住むミルズ(アダム・ドライバー)は
宇宙飛行士。
一人娘の病気の治療費の為、2年間の宇宙探査の仕事を
引き受ける。
宇宙を探査中に、宇宙船は小惑星群に衝突し、地球に
不時着する。
宇宙船は前後に分断されて大破した。
そして、コアという少女とミルズのみが生き残ったが、
二人の母国語が違い、会話が成立しなかった。
二人が不時着した地球は、6500年前白亜紀の頃の地球だった。


設定は、なかなか面白そう。興味津々になる。
白亜紀と、新生代の古第三紀の間の大量絶滅の頃の地球に、
この映画の主人公は宇宙船で不時着したわけだ。
そして、大量絶滅の発端となった小惑星が地球に衝突する
ことを知る。
その前に地球を脱出できるか?


今回この映画を見終わり、6500万年前の地球を調べて、
小惑星の衝突が恐竜や動植物の絶滅を起こした事を知った。
恐竜の種類を見ても、大きな恐竜もいれば、小さい恐竜も
いて、映画は正しいようだ。

映画を通して、あれこれ知る。
事実もあれば、映画故の脚色もある。
だからこそ、観終わって調べてみる。
COPILOTにも尋ね、そして、色々知る。
それが、楽しい。

私はとっても楽しめたよ(^^♪

:::::::::::::::::::::::::
「白亜紀と古第三期の間の大量絶滅」  wikipediaより抜粋
約6600万年前に突如起こったとされる、地球上の動植物の内、
4分の3の種が絶滅した大量絶滅である。
ウミガメやワニなどの一部の変温動物を除いて、体重が
25kg以上になる四肢動物はこの時全て絶滅した。
この絶滅は、中生代の終わり(白亜紀)に続く新生代の始まり
(古第三期)となっている。

地質記録においては、この大量絶滅はK-Pg境界とも呼ばれる
地層に現れている。
これは堆積物の薄い層で、陸上・海洋底問わず世界中で
見つかっている。
この境界の粘土層からは高濃度のイリジウムが検出されて
おり、この点では地球の近くよりも小惑星に近い。
この大量絶滅は、約6600万年前に直径10~15kmの小惑星
(又は彗星の破片)が地球に衝突した事で引き起こされた
と考えられている。
この衝突によって上空に巻き上がった土砂が太陽光を遮り、
衝突の冬が発生した事で、植物やプランクトンの光合成が
できなくなり、全球的に環境が破壊されたとされる。
K-Pgの大量絶滅では、膨大な数の種が全地球で急速に
失われた、海洋生物の化石からは、当時の全生物種の内
75%以上が絶滅したと推定されている。

総じて被害は甚大であったにも関わらず、絶滅した種の割合は
分類群によって大きな違いが見られた。
光合成への依存が大きかった種は、大気中にばらまかれた
微粒子が太陽光を遮り、地上に到達する太陽エネルギーが
減少した事で衰退・絶滅した。
こうして多くの種物が絶滅し、優占する植物種のいわば
「再編成」が起きた。
餌を利用しやすくなった為か、雑食動物や昆虫植・腐肉食
動物は生き延びる事ができた。
哺乳類の内、純粋な草食動物や肉食動物に当たる種は
全て絶滅した。
生き残った哺乳類や鳥類は、デトリタス食の昆虫やミミズ、
カタツムリなどを捕食していた。
河川の生物群集では、生きた植物への依存度がより低く、
逆に陸地から流れてくるデトリタスへの依存が大きい為、
絶滅した植物は少なかった。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
COPILOTにも聞いてみた。以下抜粋。

6500年前も、地球上では恐竜が存在していました。
この時期は、中生代白亜紀の終わりにあたります。
恐竜の多くは既に絶滅していましたが、一部の種はまだ
生きていた可能性があります。
この時期に存在した恐竜の一部を以下に示します:
1. ティラノサウルス: この巨大な肉食恐竜は、白亜紀の
 終わりにも存在していました。
 ティラノサウルスは、長い尾と小さな腕を持つ特徴的な
 姿をしていました。
2. トリケラトプス: 三本の角を持つトリケラトプスは、
 白亜紀の終わりに北アメリカで繁栄していました。
 彼らは草食恐竜で、大きな頭部と角で知られています。
3. ハドロサウルス: この恐竜は、鳥のようなくちばしを
 持つ草食恐竜で、白亜紀の終わりに多くの地域で
 見られました。
4. アンキロサウルス: アンキロサウルスは、鈍い尾の骨で
 武装した草食恐竜で、白亜紀の終わりに繁栄していました。
5. パキケファロサウルス: この恐竜は、厚い頭蓋骨で
 知られており、頭部を使って戦ったと考えられています。

大きい恐竜もいましたが、この時期にはすでに多くの種が
絶滅していたため、それほど多くはいませんでした。
小惑星の衝突や気候変動など、さまざまな要因が恐竜の
絶滅に影響を与えたことが考えられています 。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
COPILOTが更に答えてくれた。

約6604万年前、メキシコのユカタン半島北部にある
チクシュルーブ・クレーターが形成されました。
このクレーターは約160キロメートルの直径を持ち、
地球上では三番目に大きいクレーターであり、白亜紀末の
大量絶滅(K-Pg境界)の主要な原因と考えられています。
この衝突により、約5万立方キロメートル以上の物質が大気
中に散乱し、地球は「核の冬」のような状態になりました。
海は酸性化し、多くの生物種が姿を消しました。
この隕石の衝突は、恐竜を含む多くの生物の絶滅に
つながったと考えられています。
衝突体の大きさは直径約10-15キロメートルで、
衝突速度は約20キロメートル/秒、
衝突時のエネルギーは広島型原子爆弾の約10億倍で、
地震の規模はマグニチュード11以上、
津波の高さは約300メートルと推定されています。
この重大な出来事は、地球上の生命に大きな影響を与えた
瞬間であり、科学的な研究によってその詳細が明らかに
されています。
Yukiko

Yukiko