Yukiko

ルイス・ウェイン 生涯愛した妻とネコのYukikoのレビュー・感想・評価

4.0
2024年2月11日 
『ルイス・ウェイン 生涯愛した妻とネコ』2021年イギリス製作
監督、ウィル・シャープ。

1881年、イギリス。
ルイス・ウェイン(ベネディクト・カンバーバッチ)は
上流階級出身。
父は亡くなり、母親と5人の妹の7人家族。
ルイスは家族を養うために、教師の仕事を辞め、挿絵画家
として働く。
妹達の家庭教師としてエミリー(クレア・フォイ)が雇われ、
やがて、エミリーと、10歳年下のルイスは恋人同士となる。
下層階級のエミリーと、ルイスは身分違いだと皆が
反対するが、二人は郊外に家を借りて暮らし始める。
ある日、二人は迷い猫を拾い、ピーターと名付けて
ペットとして飼う。


実在したイギリスの画家、ルイス・ウェインさんの話。
猫のイラストで人気を集めたとある。

映画は、ルイス・ウェインさんが家族の為に挿絵画家として
働くところから、晩年、風光明媚な猫のいる病院で、安泰に
暮らすところまで。

ベネディクト・カンバーバッチさんが、波乱万丈な
ルイス・ウェインさんの生涯を、成りきりで演じています。
ルイス・ウェインさんご本人かと勘違いしそうなほど!

痛々しい、大変な生涯です。

田舎の別荘や、晩年の猫のいる病院などの、秋の風景が
すばらしい! うっとりするほど。
それこそ、絵のよう。

晩年は、お亡くなりになるまで、猫たちと共に穏やかに
暮らしたそうで、ようやく安泰とした暮らしができたかと、
ほっとする。
Yukiko

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